不妊治療の用語集
理解を深め、不安をやわらげる妊活・不妊治療用語集
不妊治療には専門用語が多く、
不安を感じる方も少なくありません。
このページでは不妊治療に関する言葉をやさしく解説します。
妊活や不妊治療を始めると、聞き慣れない専門用語が次々に出てきて、
戸惑うことも多いのではないでしょうか。
検査や治療の説明を受けても
「これはどういう意味だろう?」と疑問が残ることもあります。
ここでは、医療の専門用語をできるだけわかりやすくまとめています。
「知ること」は不安を軽くし、「理解すること」は前に進む力になります。
安心して歩んでいけるように、この用語集がお役に立てば嬉しいです。
the A-row
あ行
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AMH(エーエムエイチ:抗ミュラー管ホルモン)
女性の卵巣から出るホルモンです。
値が高いと卵子が多く、低い場合は卵子が少ないという指標になります。
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アシステッドハッチング(AHA)
体外受精で受精卵を子宮に戻す前に、卵を包む膜を人工的に薄くしたり切れ目を入れたりして、着床を助ける方法です。
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一般不妊治療
身体への負担や費用が比較的少なく、自然妊娠に近い形で妊娠を目指します。
タイミング法、排卵誘発法、人工授精(AIH)などがあります。
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エストロゲン(卵胞ホルモン)
排卵前に分泌されるホルモン。
子宮内膜を厚くし、排卵や受精に向けて体を整えます。
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黄体期(おうたいき)
排卵から次の月経までの期間。
黄体ホルモンが分泌され、基礎体温は高温期を示します。
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黄体ホルモン(おうたいほるもん / プロゲステロン)
排卵後に分泌されるホルモン。
子宮内膜を着床に適した状態に整え、基礎体温を高温期に保ちます。
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黄体化ホルモン(おうたいかほるもん / LH)
脳下垂体から分泌されるホルモン。卵胞を成熟させ、排卵を起こし、その後の黄体形成を助けます。
黄体化ホルモン(LH)が急激に増加することを、LHサージといいます。
the Ka-row
か行
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カウフマン療法
女性ホルモンを一定の周期で投与し、排卵や月経のリズムを整える治療法。
不妊治療の基盤づくりとして行われます。
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下垂体(かすいたい)
脳の中央にある小さな器官。
卵胞刺激ホルモン(FSH)や黄体化ホルモン(LH)などを分泌し、排卵やホルモンバランスを調整します。
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基礎体温(きそたいおん / BBT / Basal Body Temperature)
朝目覚めてすぐに測る体温。
排卵を境に低温期と高温期に分かれ、排卵やホルモンの状態を知る目安になります。
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血中ホルモン値(けっちゅうほるもんち)
血液中のホルモン濃度を測定した数値。
卵巣や下垂体の働き、排卵や妊娠の状態を知る手がかりになります。
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顕微授精法(けんびじゅせいほう / ICSI)
精子を直接卵子に注入して受精させる方法。
精子の数が少ない場合や受精しにくい場合に行われます。
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原発性不妊症(げんぱつせいふにんしょう)
一度も妊娠の経験がないまま、不妊の状態が続いていることを指します。
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ゴナドトロピン
下垂体から分泌される性腺刺激ホルモンのこと。
卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)があり、排卵や性ホルモンの分泌を調整します。
the Sa-row
さ行
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採卵(さいらん)
体外受精で、卵巣から卵子を取り出すこと。
排卵直前の卵胞に針を刺して卵子を回収します。
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子宮外妊娠(しきゅうがいにんしん)
受精卵が子宮内膜以外(卵管など)に着床してしまうこと。
妊娠は継続できず、早期の診断と治療が必要です。
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子宮筋腫(しきゅうきんしゅ)
子宮の筋肉にできる良性の腫瘍。
大きさや場所によっては、着床や妊娠に影響することがあります。
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子宮腺筋症(しきゅうせんきんしょう)
子宮内膜に似た組織が子宮の筋肉の中に入り込み、子宮が厚く大きくなる病気。
月経痛や不妊の原因になることがあります
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子宮内膜症(しきゅうないまくしょう)
子宮内膜に似た組織が子宮の外(卵巣や腹腔など)にできる病気。
炎症や癒着を起こし、不妊の一因となります。
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初期胚(しょきはい)
受精して数日以内の胚のこと。
分割が進む途中の段階で、体外受精では移植に用いられることがあります。
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子宮卵管造影検査(しきゅうらんかんぞうえいけんさ / HSG)
子宮や卵管に造影剤を入れてレントゲンで調べる検査。
卵管の通り具合や子宮の形を確認します。
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人工授精(じんこうじゅせい / IUI,AIH)
排卵の時期に合わせて、精子を子宮内に直接注入する方法。
自然妊娠に近い形の治療です。
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生殖補助技術(せいしょくほじょぎじゅつ / ART / Assisted Reproductive Technology)
体外受精や顕微授精など、体の外で受精や胚の培養を行い妊娠を助ける医療技術の総称。
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精巣(せいそう)
男性の陰嚢内にある臓器。
精子をつくり、テストステロンなどの男性ホルモンを分泌します。
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精巣内精子採取術(せいそうないせいしせっしゅじゅつ / TESE)
精巣から直接組織を取り出して精子を回収する方法。
無精子症などで射出精子が得られない場合に行われます。
the Ta-row
た行
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体外受精(たいがいじゅせい / IVF)
卵子と精子を体の外で受精させ、受精卵を培養する方法。
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体外受精-胚移植(たいがいじゅせいーはいいしょく / IVF-ET)
体外で受精させた胚を子宮に戻す方法。
一般的な体外受精治療の流れです。
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体外培養-体外受精(たいがいばいようーたいがいじゅせい / IVM-IVF)
未熟な卵子を体外で培養して成熟させた後に受精させる方法。
卵巣への負担を減らす目的で行われます。
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タイミング指導
排卵の時期を予測し、妊娠しやすい日に合わせて夫婦生活を持つようにする方法。
基礎体温やホルモン検査、超音波検査などで行います。
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着床(ちゃくしょう)
受精卵が子宮内膜にもぐり込み、妊娠が始まること。
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着床前診断(ちゃくしょうまえしんだん)
体外受精で得た受精卵の遺伝子や染色体を調べ、問題がない胚を子宮に戻す方法。
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凍結保存(とうけつほぞん)
受精卵や卵子、精子を凍結して保存する方法。
将来の治療や妊娠のために利用されます。
the Na-row
な行
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二段階胚移植(にだんかいはいいしょく)
初期胚と胚盤胞を数日ずらして2回に分けて子宮に戻す方法。
着床の可能性を高める目的で行われます。
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妊娠診断法(にんしんしんだんほう)
妊娠しているかどうかを調べる方法。
尿や血液中のhCGホルモンを測定して判定します。
the Ha-row
は行
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胚(はい)
受精した卵のこと。
初期胚、桑実胚(そうじつはい)、胚盤胞(はいばんほう)と発育段階に分かれます。
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胚移植(はいいしょく)
体外受精で得られた胚を子宮に戻す方法です。
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胚凍結(はいとうけつ)
胚を凍結保存し、必要な時期に解凍して移植に用いる方法です。
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排卵障害(はいらんしょうがい)
排卵が起こらない、あるいは不規則になる状態。
無排卵や多嚢胞性卵巣症候群などが含まれます。
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排卵誘発剤(はいらんゆうはつざい)
排卵を促すために用いる薬。
内服薬や注射薬があり、排卵のリズムを整える目的で使われます。
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hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン / Human Chorionic Gonadotropin)
妊娠すると胎盤から分泌されるホルモン。
妊娠判定に使われるほか、排卵を起こす注射薬としても利用されます。
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hMG(ヒト閉経ゴナドトロピン / Human Menopausal Gonadotropin)
閉経後の女性の尿から抽出されたホルモン製剤。
FSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)を含み、排卵誘発剤として使われます。
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子宮卵管造影検査(しきゅうらんかんぞうえいけんさ / HSG)
子宮や卵管に造影剤を入れてレントゲンで調べる検査。
卵管の通り具合や子宮の形を確認します。
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不育症(ふいくしょう)
妊娠は成立するものの、流産や死産を繰り返して出産に至らない状態のことです。
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腹腔鏡検査(ふくくうきょうけんさ)
お腹に小さな穴を開け、カメラで子宮や卵管、卵巣などを直接観察する検査。
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フーナーテスト
性交後に子宮頸管粘液と精子の状態を調べる検査。
精子が子宮に進んでいるかを確認します。
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プロラクチン(PRL)
脳下垂体から分泌されるホルモン。
乳汁分泌を促す働きがあり、過剰に分泌されると排卵が抑制されることがあります。
the Ma-row
ま行
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免疫性不妊(めんえきせいふにん)
体内で精子や受精卵に対する抗体がつくられ、受精や着床が妨げられる不妊。
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無精子症(むせいししょう)
精液の中に精子が見られない状態。
精子がつくられない場合と、通り道がふさがっている場合があります。
the Ra-row
ら行
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卵管(らんかん)
卵子が卵巣から子宮へ運ばれる管。
受精の場となります。
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卵子(らんし)
卵巣から排卵される女性の生殖細胞。
精子と受精して新しい命のもとになります。
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卵子凍結(らんしとうけつ)
将来の妊娠に備えて卵子を凍結保存する方法。
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卵巣過剰刺激症候群(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん / OHSS)
排卵誘発剤の使用で卵巣が過度に反応し、腫れや腹水がたまる副作用。
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卵巣のう腫(らんそうのうしゅ)
卵巣に液体の袋(のう胞)ができる状態。
多くは良性ですが、大きさや場所により妊娠に影響することがあります。
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卵胞刺激ホルモン(らんそうしげきほるもん / FSH)
脳下垂体から分泌され、卵胞を育てるホルモン。
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卵胞期(らんぽうき)
月経開始から排卵までの期間。
卵胞が育ち、エストロゲンが分泌されます。
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ロング法
体外受精で使う排卵誘発法の一つ。
排卵を抑える薬を一定期間使った後、排卵誘発を行う方法。
the Ra-row
A〜Z
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AHA アシステッドハッチング
体外受精で受精卵を子宮に戻す前に、卵を包む膜を人工的に薄くしたり切れ目を入れたりして、着床を助ける方法です。
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AMH(エーエムエイチ:抗ミュラー管ホルモン)
女性の卵巣から出るホルモンです。
値が高いと卵子が多く、低い場合は卵子が少ないという指標になります。
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ART 生殖補助技術(せいしょくほじょぎじゅつ / Assisted Reproductive Technology)
体外受精や顕微授精など、体の外で受精や胚の培養を行い妊娠を助ける医療技術の総称。
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FSH 卵胞刺激ホルモン(らんそうしげきほるもん)
脳下垂体から分泌され、卵胞を育てるホルモン。
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hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン / Human Chorionic Gonadotropin)
妊娠すると胎盤から分泌されるホルモン。
妊娠判定に使われるほか、排卵を起こす注射薬としても利用されます。
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hMG(ヒト閉経ゴナドトロピン / Human Menopausal Gonadotropin)
閉経後の女性の尿から抽出されたホルモン製剤。
FSH(卵胞刺激ホルモン)とLH(黄体化ホルモン)を含み、排卵誘発剤として使われます。
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HSG 子宮卵管造影検査(しきゅうらんかんぞうえいけんさ)
子宮や卵管に造影剤を入れてレントゲンで調べる検査。
卵管の通り具合や子宮の形を確認します。
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ICSI 顕微授精法(けんびじゅせいほう)
精子を直接卵子に注入して受精させる方法。
精子の数が少ない場合や受精しにくい場合に行われます。
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IUI・AIH 人工授精(じんこうじゅせい)
排卵の時期に合わせて、精子を子宮内に直接注入する方法。
自然妊娠に近い形の治療です。
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IVF 体外受精(たいがいじゅせい)
卵子と精子を体の外で受精させ、受精卵を培養する方法。
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IVF-ET 体外受精-胚移植(たいがいじゅせいーはいいしょく)
体外で受精させた胚を子宮に戻す方法。
一般的な体外受精治療の流れです。
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IVM-IVF 体外培養-体外受精(たいがいばいようーたいがいじゅせい)
未熟な卵子を体外で培養して成熟させた後に受精させる方法。
卵巣への負担を減らす目的で行われます。
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LH 黄体化ホルモン(おうたいかほるもん)
脳下垂体から分泌されるホルモン。卵胞を成熟させ、排卵を起こし、その後の黄体形成を助けます。
黄体化ホルモン(LH)が急激に増加することを、LHサージといいます。
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OHSS 卵巣過剰刺激症候群(らんそうかじょうしげきしょうこうぐん)
排卵誘発剤の使用で卵巣が過度に反応し、腫れや腹水がたまる副作用。
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PRL プロラクチン
脳下垂体から分泌されるホルモン。
乳汁分泌を促す働きがあり、過剰に分泌されると排卵が抑制されることがあります。
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TESE 精巣内精子採取術(せいそうないせいしせっしゅじゅつ)
精巣から直接組織を取り出して精子を回収する方法。
無精子症などで射出精子が得られない場合に行われます。